コーロ・カメリアのひとりごと

野々市市で活動している女声合唱団コーロ・カメリアのメンバーです

OEK × 兵庫芸術文化センター管弦楽団  佐渡裕 饗宴!チャイコフスキー

最近は後ろに立つ機会が多かったので、久しぶりに客席からOEKの演奏を聴き、改めて団員のみなさんの表情の豊かさを感じました。表情の豊かさが音楽に現れていました。私たちもそうありたいものです。

演奏の前に佐渡裕氏のお話しがあり、岩城宏之氏や井上道義氏とのエピソードや兵庫芸術文化センター管弦楽団(PACオーケストラ)の事なども紹介して頂きました。

楽器を演奏しない私は、シンバルは響かせ方を変える為に色々な演奏方法があるんだと気付いたり、 オーボエはやっぱり好きだと改めて思ったり。今日の演奏もとても良かった♪

チャイコフスキーの幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」は初めて聞く曲でした。ダンテの「神曲」の「地獄」の場面だそうで、色々な楽器が代わる代わるソロパートで現れ、地獄の真っ黒な風、恋人達の思い出などが表現されていました。

そして大迫力の大序曲「1812」。大砲も現れ空砲を鳴らし、音楽堂が割れんばかりの迫力でした。

佐渡裕氏はPACには様々な国の人をオーディションで選ぶと仰ってました。OEKも様々な国の人が集まっています。それぞれがそれぞれの良いところを持ち寄って、磨きながら音楽を紡いでいきます。私たち合唱団も様々な人間が集まって成り立っています。決して一人では出来ません。国籍も年齢も性別も肌の色も超えて一つの目標、音楽を作る。楽譜があれば国や国境、時間さえ超えていける。モーツァルトやバッハも200年以上も後の世に、自分の曲がアジアの片隅で演奏されるって思わなかった事でしょう。
音楽ってステキだと思いませんか!音楽から得られるものがきっとある!と思うのですが。


満員の客席で満喫してきました。