コーロ・カメリアのひとりごと

野々市市で活動している女声合唱団コーロ・カメリアのメンバーです

コンサートに行ってきました

コンサートに行ってきました。まずはちょっと時間がたってしまいましたが、毎年7月の海の日に行われる“金沢市中央公民館合唱団”の第62回定期公演。
第1ステージはアルゼンチン生まれの アリエル ラミレス作曲「Misa Criolla」〜ミサ クリオジャ〜。別名“ラテン・ミサ”と言われるそうで、ラテン語のミサ曲ではなく、スペイン語のミサ曲です。南米でのキリスト教カトリックは、スペインの植民地となり現地に広まり(今ではカトリック教徒の約半分を南米が占めるらしい)現地の宗教と交じり合い独自の物となったそうな。そうして自分たちのものとなり、このミサ曲へと繋がるのですね。

この日のためにわざわざ取り寄せたというチャランゴ・ギターの響き、パーカッション、ラテン・アメリカのリズム、スペイン語、ハーモニー、どれも心地良かったです。このリズムとスペイン語をこなした“中公”さん、流石です!北陸初演とのこと、新しい体験をさせていただきました。

第2ステージは廣瀬量平作曲の「海鳥の歌」。懐かしいな、高校生時代に歌った曲なので。厚みのある、大人の「海鳥の歌」を聴かせていただきました。

第3ステージはお待ちかねの踊る(?)ポピュラーステージ!本当に皆さん芸達者ですよね。カメリアも少し爪の垢でも頂いて煎じなくては。あづさ先生の歌が聴けなかったのがとても残念です…。(カメリアのせい?)


そうしてもうひとつ、“La Mugica”さんのジョイントコンサート。今回は “混声合唱団Szai” “音ぼらぁ♪と”さんたちとのジョイントコンサートです。
第1部はそれぞれの団の単独演奏。Zsaiさんには少ない人数で迫力のある演奏を、音ぼらぁ♪とさんには若いエネルギーと情熱を、La Mugicaさんには経験を積み重ねた厚みのある演奏を聴かせて頂きました。
第2部は泉鏡花原作のオペラ「高野聖」「滝の白糸」からの抜粋。朗読も入り鏡花の世界観をたっぷり味合わせていただきました。
第3部は合同ステージ。谷川俊太郎作詞 吉岡弘行作曲の混声合唱組曲「十ぴきのねずみ」。谷川俊太郎さん作詞の曲は一昨年カメリアも歌いました。詩集は違うけれども、全編ひらがなの 谷川さんならではの “ことばあそび” が音をまとって広がっていく様が、演奏に表れていました。とても良かったと思います。
ちょっとだけ残念だったのは、殆どが楽譜を持っての演奏だったこと。視線が下になり、せっかくの演奏が客席に届いてこない感じがしました。



カメリアも宗教曲を歌いたい…  いつか歌えるようになるように みんな がんばりましょ